運用試行①「美遊・エーデルフェルト」
第一回は「美遊・エーデルフェルト」。
最大の特徴である宝具をどう扱うのかがとても難しいサーヴァント。
ジェネリックマーリンとも評される宝具は、パーティ全体のNP回りを上げる強力なもの。
しかしHP3000減少というデメリットが痛く対策は必須。
また味方を強化するバフにも乏しかったり、★2アンデルセンが強力なこともあり積極的に採用されるサーヴァントではない。
どちらかといわなくとも不遇サーヴァントに数えられる。
では彼女を採用するメリットは何なのか。
宝具デメリットの痛さからサポートされるサポーターとも揶揄されるが、それもまた事実なのだろう。
一人でサポーターを請け負えるタイプではない。なので本質はやはりサポーターをサポートできることなのかと思う。
NP回りを良くして、パーティ全体で宝具を回せるようにする。
それが美遊の最大の役割と考える。
(美遊使いの方の中には、スキル1を活かしたクリティカルアタッカー起用される方もいるがそれについては言及しない)
・パーティ全体で宝具を回す、つまりはアーツパで採用される。
→アーツパであることは前提。
・美遊の宝具を回すためには対策は必須。
→回復持ちを採用。
・NPを溜めることを目的としてはいけない。あくまで手段。
→宝具を回すことでメリットのあるサーヴァントの採用。
それを加味して、3パターンのパーティを作ってみた。
①美遊 + オリオン + マーリン
せっかくジェネリックマーリンと言われるならマーリンと使わなくては勿体無いと思ったのが第一。
美遊とマーリンの宝具が回り出せばNP回りは加速度的に上昇する。合間にアーツチェインを挟めれば2ターンに一度宝具を撃つことも可能だ。
美遊宝具のデメリットは、マーリンの宝具が重なり始めればほぼ気にならなくなる。序盤は回数回避の礼装とカルデア服の回復、あるいはマーリンのスキル3で対処しよう。
相手宝具はマーリンのスキル2で対処する。そして無敵のリキャスト問題解決のためにオリオンを採用している。
オリオンの宝具もまたNP回り上昇の恩恵を授かり、チャージ減少+ATKダウン+クリティカルダウンという非常に強力な複合宝具を回すことができる。
相手宝具までの時間を遅延しつつ、パーティ全体の生存率を上げることができる。まさに宝具を回す意味のあるサーヴァントではないか。
ちなみに宝具を重ねてOCさせる優先順位は、オリオン<美遊<マーリン。美遊とマーリンはOCすると目に見えて星を増やしてくれる。
②美遊 + 柳生 + 玉藻
オリオンが苦手なランサークラス、その対策の為セイバークラスをアタッカーにすることを前提としてパーティを組んでみた。
柳生宗矩は宝具に強力なATKデバフが付いており、上手く回せれば敵宝具ダメージ100%カットも出来てしまうサーヴァント。まさに宝具を回すことが利点となる。
敵宝具の対策は取れているので、残りの一人は加速度的にNP、スキルリキャスト周りを良くするキャスター玉藻の前を採用。
玉藻は2種類の回復手段も持つ為、美遊に取っても恩恵の高いサーヴァントだ。
こちらのパーティ、実際にCCCコラボのヘブンズホール戦で試している。
柳生のOC宝具2回分のデバフとスキル3のデバフでダメージを0にすることが出来た。
OCは美遊<柳生<玉藻の順に優先する。柳生宝具はATKデバフの数値に作用するので美遊より優先。
③美遊 + BB + ジャンヌ
丁度CCCコラボ中のヘブンズホール相手に遊んでいたこともあり、特攻対象であったBBも組み込んでみた。
相方は相性抜群のジャンヌ。宝具対策にBBと合わせて2種類のスタン、回復。アーツ性能の低さをBB宝具でカバーとシナジーが深い。
このパーティはまず死なない。回し辛いジャンヌ宝具が回るため、1Tの無敵に加えリジェネとDFバフの恩恵も常に授かる事ができる。
美遊はBBとジャンヌという耐久トップクラスのサーヴァントの耐久能力を加速させることの出来るサーヴァントなのだ。
ただ、攻撃性能は低く耐久に偏り過ぎる為長期戦は免れない。思わぬ事故が起こらないとも限らない。
またBBをパッションリップに替えた亜種パーティも組んでみた。
NP周りは美遊頼りになり、ジャンヌ宝具も敵宝具合わせにしか出来なくなるが、リップ宝具の爆発的回復力で通常ダメージはチャラに出来てしまう。リップの攻撃性能でダメージも削りやすくなった。
突き詰めても良いが、アーツパではないので亜種扱いで良いだろう。
いかがだっただろうか。
美遊は使えば使うほど面白いサーヴァントだと思う。パーティ全体で宝具が回り出し止まらなくなる快感は、サーヴァントのシナジーを考えて組み合わせるFGOの戦闘を楽しむ醍醐味のようにも感じる。
願わくは、産廃と一蹴せず楽しく使ってもらいたいサーヴァントになってほしい。
最後に「それマーリンでよくね?」はもちろん禁句なので思っても口に出さないこと。